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福岡県のいちご「あまおう」の由来を知っていますか?

福岡県のいちご「あまおう」の由来を知っていますか?

福岡県でしか栽培していない「あまおう」といういちごをご存じですか?今回は「あまおう」の由来とあまおうの特徴について説明します。「あまおう」の由来では品種改良の歴史や「あまおう」という名前の由来を。「あまおう」の特徴では、「あまおう」の旬から選び方まで説明します。ぜひ、最後までご覧ください。

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「あまおう」の由来

「あまおう」とは福岡県産のいちごのブランド名です。「あまおう」の名前の由来は、「かい」「るい」「おきい」「まい」の頭文字からつけられました。また、「甘いいちごの王様になれるように」という願いも込められています。

 

「あまおう」の由来|歴史

「あまおう」のはじまりは「とよのか」

福岡県のいちご栽培の歴史は古く、1920年代の後半からはじまりました。そして、品種改良を重ね、新品種「とよのか」を開発。この「とよのか」は、それまでに合った品種「ひみこ」と「はるのか」を交配してできました。


「とよのか」は大粒で香りが強く、適度な酸味と強い甘みが特徴で、その圧倒的なおいしさが評判に。この「とよのか」の登場で、福岡県はいちごの生産地として、注目をあびるようになりました。


しかし、「とよのか」には2つの弱点がありました。1つ目は「いちごの色の悪さ」、2つ目は「低温に弱い」ことです。

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「とよのか」は、いちごを赤く発色させる成分が少なく、濃い赤色にするためには、手間のかかる作業が必要でした。また、「とよのか」は寒さに弱く、気温の低い時期に発色や大きさが未熟なまま成熟し、見た目も悪くなる課題がありました。


その後も「さちのか」や「とちおとめ」の開発など、品種改良が重ねられ、さらに「いちごの発色がよい」「寒さに強い」「実がしっかりしている」「糖度が高い」などの改良が検討され続けました。

 

「あまおう」の誕生

福岡農業試験場が5年にわたる試行錯誤を繰り返し、1999年に「あまおう」を誕生させました。そして、2001年には「福岡S6号」として、品種登録をしたのです。


「あまおう」は、それまでのいちごの課題であった「発色の問題」「寒さに弱い」という問題を解決しました。「あまおう」は赤い発色もよく、形も大きさも整っています。

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“果実の大きさは「とよのか」より大きく、果実一つの重さの平均が「とよのか」の1.2倍程度あります。これは収穫される果実の中で大きな果実が発生する割合が高いということでもあり、重さが20g以上の果実の割合が「とよのか」では 19%であるのに対し、「あまおう」では35%もあります”

引用:イチゴ「あまおう」の開発・普及と知的財産の保護


そして、「あまおう」の味は、「とよのか」に比べると、糖度の高さは同程度かやや高め。酸味は強くなりました。そのため、高い香りと濃厚な味わいが楽しめるようになったのです。

 

福岡県以外で「あまおう」は生産されていない?

「あまおう」は福岡県以外では生産されていません。その理由は品種改良した福岡農業試験場が、福岡県の生産者のみに限定しているからです。

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福岡県内の栽培農家の利益や競争力を確保する理由もあります。しかしそれだけではなく、「あまおう」の品質やブランド力を高めるためには、栽培管理の行き届く福岡県内に限定した方がよいと考えたからです。

 

「あまおう」の由来|名前

実は「あまおう」の正式な品種名は品種改良をした時の「福岡S6」のままです。そして、今呼ばれているブランド名の「あまおう」は品種改良をした人や生産農家が名付けたものではありません。当時、福岡県内でいちごの名前を募集したのです。


それが「あまおう」の名前の由来で、「かい」「るい」「おきい」「まい」の頭文字からつくられた経緯です。

あまおう 由来


また、「あまおう」には「甘いいちごの王様になるように」という願いが込められています。

 

あまおうの特徴

「あまおう」の由来にもあったとおり、「あまおう」は丸いいちごです。一般的にいちごは先が細くて、角がない三角形のイメージでしょう。ここでは、「あまおう」の旬や選び方を説明します。

あまおうの旬

「あまおう」は12月頃から出荷がはじまり5月頃まで楽しめます。とくに、一番はじめに収穫されるいちごは、「一番果」と呼ばれており、甘味・香りが強く、実の大きいことが特徴です。


その後、「二番果」、「三番果」……となり、徐々実も小さくなりがちです。「あまおう」は5月頃まで楽しめますが、旬は3月頃までになります。

あまおうの選び方

おいしい「あまおう」の選び方を簡単に説明します。購入する時の参考にしてください。

あまおうの色

「あまおう」の特徴は他のいちごに比べて、濃い紅色をしていることです。甘いものほど、色の濃い傾向があります。名前の由来にあるように「かい」ものを選びましょう。

あまおうの形

「あまおう」の先端は、丸いもの・平たいものがおいしいのです。その理由はいちごの先端ほど糖分が多いという特性があるからです。名前の由来にあるように、「るい」「おきい」ものを選びましょう。

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あまおうの粒々

いちごの表面に粒々があります。実はこの粒々の間隔の大きさが、おいしいいちごを見分けるポイントになります。粒々の離れたいちごは、成熟しているいちごです。成熟すれば成熟するほど中身が膨らみ、粒々が広がっていちごの表面に張りがでてきます。

あまおうのグレード

「あまおう」には3つのグレードがあります。高級なものから順に以下のとおりです。


・EX:エクセレント

・DX:デラックス

・G:グランデ


EXランクは、「あまおう」全体の数%で希少ないちごです。グレードも「あまおう」選びの参考にしてみてはどうでしょうか。

エクセレント あまおう


まとめ

福岡県内だけで生産され、全国ブランドになっている「あまおう」の由来について説明しました。また、「あまおう」が生まれる品種改良の歴史などにも触れ、後半では「あまおう」の特徴として、「あまおう」の旬や「あまおう」の選び方を説明しました。


うるう農園では、おいしい「あまおう」を栽培しています。贈答用いちごとして販売していることに加え、「あまおう」のいちご狩りもしており、大変好評です。また、オンラインショップでは「あまおう」の最高等級エクセレントの贈答用パッケージをはじめ、加工品なども取り扱っています。


ぜひ産地直送で、「かい」「るい」「おきい」「まい」いちご、「あまおう」を一度ご賞味ください。

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